子どもの発達や行動・言動・集団生活での悩みなど、相談できる人や場所はありますか?
パートナー、親、友達?
なかなか、こどもの相談しにくいですよね?
「親や友達に相談しても理解してもらえない」
「もっと専門的な意見を聞きたい」
正直な気持ちです。
わたしも子どもの成長について、どこに相談したらよいか、分かりませんでした。
また、同じような悩みを持った友達にも、
「どうしたらいいかわからない」と相談されたことがあります。
困った時、どうしようもない時に少しでも手助けになってくれる場所がある。
それを知っているだけでも、少し心が軽くなります。
主に公的機関で、無料で利用できる窓口を解説します。
公的機関|子ども全般に関するの相談窓口
公的機関には、年齢に関係なしと、年齢別(未就学児~18歳未満・就学児など)に相談する場所が分かれている場合があります。
主な年齢 | 相談窓口 |
未就学児 | 「子育て支援センター」や「育児相談」
18歳未満が対象とありますが、主な相談対象が未就学児となります。 3歳児までの定期検診(1歳半検診など)・就学前検診でも、個別の育児相談があります。 |
就学児(小中学生) | 「スクールカウンセラー(SC)」 学校に設置され、生徒や先生の心のケアを行う人を指します。「ソーシャルスクールワーカー(SSW)」 問題を抱える児童・生徒を取り巻く環境へ働きかけたり、関係機関等との連携・調整を行ったりする人を指します。両者の違いは「心のケア」「環境の整備」。 就学児であれば、まずはこちらのソーシャルスクールワーカーなどに相談することをおススメです。 |
未就学児~18歳未満 | 「保健センター」 全国に設置されており、子どもの行動やこころの問題についての相談を行っています。「児童相談所」 子どもの虐待などの通報などのイメージが強いですが、里親制度・発達障害などの子ども全般の相談を行っています。 |
公的機関|子どもの発達障害に関する相談窓口
①「発達障害者支援センター」
対象年齢:0歳時から、年齢に関係なく
発達障害に関する専門的な支援を行う拠点。
大人や子ども、その家族や、発達障害の可能性がある人の支援を行っています。
専門職員と社会福祉士が担当。
心理検査の実施や障がいの状況に応じた関わり方・家庭での訓練方法についての助言・指導、普及啓発などを関係機関と連携して行っています。
②大人の発達障害については「発達障がい者支援センター」が相談窓口。
仕事や生活支援については「障がい者就業・生活支援センター」。
発達障害は一時的なものではないので、継続的な支援が必要です。
成人してからも支援してもらえる場所を知っておくと、安心ですね。
主な相談窓口を記載しましたが、全国の市役所のサイトでは相談機関をまとめています。
詳細が少し違うこともありますので、事前に調べておくことをおすすめします。
早めに相談することのメリット
✓二次障害を防ぐことができる
二次障害とは…
日常生活の困難などから、周りの理解が得られずに、心理的な傷つき・精神的不調を抱え、それが日常生活の支障となることもあります。
その状態を二次障害と呼びます。
症状の具体的な内容は…
身体症状(頭痛、腹痛、食欲不振、チックなど)、精神症状(不安、うつ、緊張、興奮しやすさなど)、不登校やひきこもり、暴言・暴力、自傷行為など。
深刻化する前に少しでも早く、解決の方法を探ることが大切です。
ですが、あきらめずに、いつでも相談してみてください。
わたしの経験
我が子の場合は、小児科の1歳半検診がきっかけでした。
小児科の医師から市の公的機関「発達相談所」の電話することをすすめられました。
その後、発達検査→市の療育センターに通所。
我が家は「公的機関」をまず、利用しています。
小学校入学前は
「教育委員会」の就学前相談。
入学してからは
「スクールソーシャルワーカー」
「スクールカウンセラー」
「市の相談センター」などの身近な機関を利用し、学校に介入して頂きました。
スクールカウンセラーは、不登校・いじめなど様々な悩みも聞いてくれます。
医療機関の利用
カウンセラーによる発達検査や診断などは、病院での診察が必要になります。
小児科や心療内科などで、受診することが可能です。
お住まいの県や市などで医療機関の情報を公開していますので、確認してください。
病院は予約が必要で、数か月・1年待ちがほとんど。
また、予約電話が曜日や時間指定があったりと、容易ではありません。
わたしは比較的近隣の病院を利用できていますが、友人は車で片道40分以上の距離。
「身近な病院」ではありません。
初めに病院・診断というハードルも高く感じるために、まずは公的機関の相談窓口を利用するのがよさそうです。
民間の機関はどう?
塾や教室という形で、自費で通う療育機関があります。
相談というよりも、療育や子どもとの関わり方を学ぶという役割が主です。
我が家も「療育をしたい」となった時に色々と調べたり、実際に利用したりもしました。
個別指導可能です。
子どもの様子を話すことで、適切なアドバイスをもらうこともできます。
まとめ|どの機関に相談するかは自由
公的機関を利用した方がよいとか、こちらで相談した方がよいというものではありません。
何か困った時に、選択肢をたくさんもっておくことが、一番重要です。
困った時に頼れるところを知っておく、つくっておく。一人で抱え込まない。
現在のわたしも「相談支援事業所」「放課後等デイサービス」「病院」「カウンセラー」などの連携先があります。
普段は学校の先生に助けてもらっています。
専門家に助けてもらえるという安心感がありますし、何かあった時に助けを求めることができます。
最近ではSNSで、同じ悩みを持つママたちとつながりがあります。
自分の悩みが解決するヒントになることも。
▼こちらで繋がっている保護者方たちを参考にしてみてください。
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